安心・安全で選ぶキャッシング

安心で選ぶキャッシング

安心・安全で選ぶキャッシングということで、スタンダード&プアーズのキャッシング会社格付け情報を紹介します。

金融庁の調査によると、2009年3月末の貸金業者数は6178(財務局登録業者473、都道府県登録業者5705)です。これは、貸金業者数のピークだった1986年のおよそ1/8にあたります。40000社以上の貸金業者がこの間に廃業していることになります。2008年3月末の貸金業者数は9115(財務局登録業者580、都道府県登録業者8535)ですから、ここ1年でも約3000の貸金業者が廃業していることになります。

体力のあるキャッシング会社は、低金利で優良顧客を囲い込みことができますが、体力のないキャッシング会社は優良顧客を奪われ、必然的に優良ではない顧客に高い金利で貸し付けることになり、焦げ付きを招く・・・という悪循環に陥りがちになります。

国際的な格付け会社であるスタンダード&プアーズのキャッシング会社に対する格付けを紹介します。安全性の高いところほど安心に借りることができますので、参考にして下さい。今後、大手銀行のバックアップのある銀行系キャッシング会社と、大手銀行の後ろ盾を持たない独立系のキャッシング会社の【格差】はますます大きくなると言われています。

安全度の指針に―スタンダード&プアーズによるキャッシング会社の格付け

スタンダード&プアーズの信用格付けは、「AAA」から「D」のアルファベットを用いて行われています。格付けは「長期」と「短期」があります。それぞれ長期の信用力と、短期の信用力を表したものです。また、長期格付けが中期的(通常6ヶ月間から2年間)にどの方向に動きそうかを示す「アウトルック」も合わせて表示されます。

「長期/長期格付けに対するアウトルック/短期」で表示しています。「BBB-」以上が投資適格水準、「BB+」以下は投機的水準とされています。2009年6月25日現在。

キャッシング商品名 運営会社 スタンダード&プアーズの格付け メインバンク、主要株主
三菱東京UFJ銀行カードローン 三菱東京UFJ銀行 (A+/安定的/A-1) 三菱UFJフィナンシャル・グループ(A/安定的/--)99.93%、三菱UFJ信託銀行株式会社 0.06%
アコム アコム株式会社 BBB+/ネガティブ/A-2 三菱UFJフィナンシャル・グループ(A/安定的/--)
プロミス フリーキャッシング SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス) BBB/ネガティブ/A-2 SMFGグループ(A/安定的/A-1)
ポケットバンク 三洋信販株式会社 BBB/ネガティブ/A-2 三井住友フィナンシャルグループ(A/安定的/A-1)
SMBCモビット 株式会社SMBCモビット データなし
アットローン アットローン株式会社 データなし 主要株主:プロミス株式会社 50.0001%、株式会社三井住友銀行(A+/安定的/A-1) 49.9999%
レイク 株式会社新生銀行 データなし 新生銀行(BBB+/安定的/A-2)子会社の新生フィナンシャルが運営
武富士 武富士株式会社 BB+/ネガティブ/-- 独立系
アイフル アイフル株式会社 BB/ネガティブ/B 独立系

スタンダード&プアーズの格付けの説明

格付けは、債務を履行する総合的な信用力についてのスタンダード&プアーズの意見になります。長期の格付け、短期の格付け、アウトルックで使われる記号、用語の意味を以下で紹介します。なお、「BB」、「B」、「CCC」、「CC」に格付けされた会社は投機的要素が強いとみなされます。

長期の格付け

AAA 債務を履行する能力がきわめて高い。最上位の格付け。
AA 債務を履行する能力が非常に高く、「AAA」との差は小さい。
A 債務を履行する能力は高いが、上位の「AAA」「AA」の格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。
BBB 債務を履行する能力は適切だが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。
BB

より低い格付けの発行体ほど脆弱ではないが、事業環境、財務状況、経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有している。状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。

B 現時点では債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた発行体よりも脆弱である。事業環境、財務状況、経済状況が悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれやすい。
CCC 債務者は現時点で脆弱である。その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。
CC 債務者は現時点で非常に脆弱である。
R 財務上の理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。当局は、ある特定の債務について他の債務より支払いを優先させたり、ある債務を履行させて他の債務を履行させない権限を持つことがある。
SDおよびD 債務の一部が予定期日に履行されなかった発光体に付与される。「D」は、債務者が全面的に債務不履行に陥り、全て、または実質的に全ての債務について期日に支払を行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行とつつも、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。
N.R. その発行体が格付けされていない。

短期の格付け

A-1 債務を履行する能力は高い。最上位の短期発行体格付け。債務履行能力が極めて高いと判断される場合は、プラス記号(+)が付される。
A-2 債務を履行する能力は十分にあるが、「AAA」に比べると、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。
A-3 債務を履行する能力は適切だが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。
B 現時点では債務を履行する能力を持っているが、脆弱で投機的な要素が強いとみなされる。事業環境、財務状況、経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有していて、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。
C 現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、経済状況に依存している。
R 財務上の理由で規制当局の監督下に置かれている債務者に付与される。当局は、ある特定の債務について他の債務より支払いを優先させたり、ある債務を履行させて他の債務を履行させない権限を持つことがある。
SDおよびD 債務の一部が予定期日に履行されなかった発光体に付与される。債務者が全面的に債務不履行に陥り、全て、または実質的に全ての債務について期日に支払を行わないとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。「SD(Selective Default:選択的債務不履行)」は、債務者がある特定の債務または特定の種類の債務を選択して不履行とつつも、その他の債務については期日通りに支払いを継続するとスタンダード&プアーズが判断する場合に付与される。
N.R. その発行体は格付けされていない。

アウトルック

ポジティブ 格付けが中期的(通常6ヶ月間から2年間)に上方に向かう可能性を示す。
ネガティブ 格付けが中期的(通常6ヶ月間から2年間)に下方に向かう可能性を示す。
安定的 格付けが中期的(通常6ヶ月間から2年間)に安定的に推移しそうであることを示す。
方向性不確定 格付けが中期的(通常6ヶ月間から2年間)に上方にも下方にも向かう可能性があることを示す。